源氏名(げんじな)

水商売や風俗などでコンパニオンがつける本名ではない名前のこと。 その店でまだ使われていない名前の中から、コンパニオン自身に名前を決めさせる場合や店がコンパニオンのイメージで付ける場合がある。 この源氏名の由来は『源氏物語』と関係がある。 『源氏物語』には、一つ一つに「夕霧」や「浮き舟」と、内容に関係のないロマンティックなタイトルがついていて、この巻名が平安時代末期の女官に名前としてよくつけられていた。この習慣は白拍子(神前で舞を舞う女性)に伝わり、江戸時代に白拍子が遊女になってからも続いた。やがて水商売の女性や芸人にも伝っていった。

分類:風俗/全般
使用頻度:☆☆☆☆

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