トリコモナス膣炎(とりこもなすちつえん)

セックスを通じて、トリコモナス原虫が膣に感染して発症する性感染症。感染してから1〜2週間後に、女性では外子宮口に特有の黄緑色の泡沫分泌物が出る。膣の粘膜が赤く腫れ、発疹ができたりし、性交時の膣の痛みや少量の出血を起こすことがある。男性の場合は、尿道・前立腺などに寄生するが大部分は自覚症状はなく、尿道炎になるのはまれである。男性は内服薬のみ。女性は、膣だけでなくその周囲臓器にも寄生するため、治療薬の全身投与が必要となる。約2週間ほどで完治することができる。

分類:医学/病気
使用頻度:☆☆
関連用語:性感染症

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